顔認証の2つの認証方式:積極認証と非積極認証の違い

顔認識ソフトウェアを語るときに忘れていはいけないことがあります。それは「非積極認証に対応しているかどうか」。
皆さんは顔認証ソフトウェアを選ぶとき、この基準に沿って選んでいますか?

そもそも非積極認証とはなんでしょうか。

積極認証と非積極認証の違い

顔認識(あるいは顔認証)においては、積極認証方式が従来から取り入れられてきました。この積極認証方式とは、被撮影者がカメラに正面にたち、一定時間見つめて動かない状態を言います。カメラと顔の距離が一定で、且つ上からなどではなく真正面であること、顔は無表情であることなどが求められます。

スマホで顔認証する女性
ITmedia Mobile より引用

対して非積極認証とは、カメラの前を歩き抜けると考えていただければ良いと思います。カメラと顔の距離が一定ではない、真正面ではなく左右上下からの撮影、動いている、様々な表情をしている、など積極認証とは対照的です。

ほとんどの顔認識は「積極認証方式」

スマートフォンの顔認証によるロック解除を考えてみましょう。

スマホと顔の距離を適切に保ち、一定時間無表情で静止すると思います。これが積極認証方式です。

コンサートで顔認証をする女性
朝日新聞GLOBE+ より引用

今現在採用されている認証ゲートなども、音声案内などで「カメラを見つめてください」など誘導される場合がほとんどです。被撮影者が静止している間、カメラは正面静止画像を撮影し、データベースと照合して本人確認を行います。コンサート会場の顔認証もこの方式を採用しています。

非積極認証方式は利便性に勝る

そもそも顔認証とは「非接触型」の認証システムです。

一定時間カメラの正面に立って静止してください、と強制されるのでは非接触型の利便性が一定範囲で損なわれることを意味します。

「非積極認証方式」とは、カメラを見つめなくても誰が誰であるか認識できる方式です。例えば盗難監視システムなどは、被撮影者がカメラを見つめることはありません。このような場合、必然的に非積極認証方式を採用せざるを得ません。

ゲートの認証でも、カメラを見つめることなく認証の可否が分かる方が、被撮影者の心理的負担は少なくなります。カメラから顔を背けるような、能動的に映りたくないという行動を取る人以外は、概ね認証することができます。

Face01 はどちら方式?

私達がご提供する Face01 シリーズのうち Face01 と Face01_list は「非積極認証方式」です。
対して Face01_imager は積極認証方式です。

積極認証方式は被撮影者に心理的負担を強いることなくウォークスルーでの認証を可能にしています。
ですので様々なシチュエーションで活躍することが期待されます。

Face01 の非積極認証の様子は以下の動画で見ることができます。

顔の向きがバラバラな非積極認証

顔の方向がバラバラで、かつ動きのある場合の認証は非積極認証といいます。これはウォークスルー認証には欠かせない機能になります。

顔が様々な方を向いても顔認証が可能な例

マスクをつけたまま顔認証

新型コロナが流行してからはマスクをつけたままが状態化しました。
マスクをつけたまま顔認証が出来るかどうかは基本機能になりつつあります。つい何ヶ月か前に中国の企業がマスクをしたままでも顔認証できるシステムを開発してニュースになっておりましたが、今ではほとんどの顔認証システムはマスクをはめたままでも顔認証することが出来るようになってきています。

マスクをはめたままでも顔認証する例

顔が固定された積極認証

FRVT でも検査される項目です。写真(顔が動かない)からの認証です。また顔を固定して認証する場合もこれに含まれます。下の動画ではほとんどタイムラグを感じさせずほぼ同時に顔認証されていることがわかります。

積極認証の例

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