kdenliveのEffectsのレンダリング一覧: List of kdenlive Effect Rendering Demos

更新：2024年6月16日

1 はじめに
2 注意事項
3 環境
4 参考
5 エフェクトデモ一覧: List of Effect Demos
6 最後に

はじめに

Here are the rendering demos for all kdenlive effects.

kdenliveにはたいへん高機能な数多くのエフェクトが存在しますが、エフェクト名が特殊であったり数そのものが多いせいで敬遠されがちな印象です。
また慣れてくると「決まったエフェクトしか使わない」という問題が生じます。（主にわたし）
kdenliveにはKDEの伝統なのか、しっかりしたドキュメントが存在します。この記事では可能な限り公式ドキュメントへのリンクを記述しました。
しかしながら、オプション引数の説明はあるものの、肝心の「このエフェクトはどのようなレンダリング結果になるか」が明瞭ではありません。
一応YouTubeのリンクが貼ってありますがkdenliveのバージョンが0.7.5、2009年にアップロードされている等、非常に古いデモになっています。
Effects Demos
– https://youtu.be/C6oeu2Yc64I
– https://youtu.be/jrC4F_G64jAg
– https://youtu.be/XMoSgHHbA4k

ここでは一度腰を据えて、全エフェクトのレンダリング例を記載し、整理したいと思います。
なおエフェクトにはオーディオと映像がありますが、この記事では映像のみを扱います。

注意事項

静止画に対してのレンダリング結果をGIF形式で表示します。そのため、素材が動画であることを前提としたエフェクト、例えばデノイズ系やモーションキャプチャーなどは（今の所）対象外とします。
後述の「環境」にて検証環境を記述しています。簡単にはUbuntu 22.04, Kdenlive 24.02.2 (Flatpak ver.)にて行っています。WindowsやMacOSでのkdenliveでは動作が異なる可能性があります。各OSごとの対応表はこちらを参照してください。
全てのレンダリング結果 (gif images) はGitHubのリポジトリから引っ張ってきています。表示が遅い場合はそちらを参照してください。
mp4からgifへの変換は以下のコマンドラインを使用しました。

  for file in *.mp4; do ffmpeg -i "$file" "${file%.mp4}.gif"; done

なにが言いたいかというと、gifの品質を考慮していない、ということです。その辺りについては動画GIF変換コードの19種比較検証をご参照ください。

元画像

環境

# kdenlive
# 24.02.2 (Flatpak版)

$ inxi -Sxxx --filter
System:
  Kernel: 6.5.0-35-generic x86_64 bits: 64 compiler: N/A Desktop: Unity
    wm: gnome-shell dm: GDM3 42.0 Distro: Ubuntu 22.04.4 LTS (Jammy Jellyfish)